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マオリ族の女王Dame Te Ata埋葬

ニュージーランドの原住民マオリ族の女王Dame Te Atairangikaahuが先週15日に75歳で亡くなり、昨日葬儀が執り行われました。葬儀に先立ち息子のTuheitia Pakiが第7代マオリ王に就任。葬儀にはニュージーランドや各国の指導者達が参列しました。また現在でも形式的な元首国であるイギリス王妃とチャールズ皇太子からもメッセージが届き、葬儀の場で伝えられました。

女王の棺はWaikato川を登りマオリ族の墓地へと運ばれ、途中川べりでは女王と最後の別れを惜しむ数千人の参列者が15kmにもおよび、歌や踊りで見送りました。

マオリの王は公的にも法律的にも認められているわけではありませんが、尊敬の念を持って称えられています。ニュージーランド官公庁では女王の死後半旗を掲げ、ラグビーナショナルチームのALL BLACKSの選手は喪章をつけてオーストラリアとの試合に望み、試合前には黙祷を捧げました。

今日は少し悲しい話題でしたが、イギリス政府とニュージーランド政府、そして各国がニュージーランドの原住民であるマオリ族との共存を図ってきた歴史がうかがえます。日本に関して言えば以前沖縄に琉球王朝がありました。しかし沖縄を日本の国土とした際、琉球王朝の王族が日本本土で認知されたかと言えば全くと言ってNOです。

ニュージーランドを植民地とした当時のイギリスが自国に組み入れた部族や文化にどのように接してきたか。巧みな戦略とその後の対応、そしてニュージーランドに移民したヨーロピアンが原住民のマオリと友好的に共存を図ろうとした精神が垣間見られる出来事のように思われます。

何度かマオリとヨーロッパ移民の間では争いもあり、今後も民族や考えの相違による距離そのものはなくならないでしょう。それでも他民族国家となった今日のニュージーランドでお互い尊重し合い、これからも住みやすい国であって欲しいものです。

配信/最終更新 :
2006年08月22日 09時29分
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