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止まらぬ原油高

ひと月ほど前にガソリンの小売価格が2ドルを超えましたが、その後も原油価格の高騰は止まる気配がありません。先週末にもニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場では1バレル143ドルに迫るなど史上最高額を更新し続けています。

ドル相場が円やユーロなど主要通貨に対して下落し続けたため、原油先物価格が相対的に割安になり投機目的の資金が大量に流入、結果として原油価格を押し上げています。産油国のリビアが減産検討の報道や共有懸念が未だに燻っていることも原因です。原油価格は今年1月2日に初めて100ドル台を記録して以来、半年の間に40ドル以上も値を上げたことになります。

経済産業省の北畑隆生事務次官が米機関投資家のゴールドマンサックスやモルガンスタンレーを名指しで批判したことは記憶に新しいかと思いますが、市場に影響力のある企業が一方で投資をし、一方で相場が有利に動くように情報を操作している感は否めません。

今年中に150ドルは確実に超え、来年には200ドルを超えるという声もだんだんと大きくなってきています。150ドルでガソリン価格はおよそ2.50ドル、200ドルでは3ドル/1Lになると予想されています。原油価格があがることで輸送費や航空運賃も跳ね上がります。輸出入される食料品の値段もあがり生活はますます厳しくなるといった悪循環の様相を呈していますが、抜け出す術がないのが現状です。

原油という有限の資源が今まで値上がりしなかったのがある意味不思議な現象ではありますが、今年初めからの値上がりは異常と言って良いでしょう。ボディーブローのように後からじわじわと社会的な影響が表面化して来たときに乗り切れるのか、不安はぬぐえません。

配信/最終更新 :
2008年06月30日 14時15分
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