Home > NZ情報 > 暮らし > ニュース > おじいちゃんの手作りローラースケートが世界進出
ニュージーランドで新しいタイプのローラースケートを発明して、億万長者になった人がいます。
どんな地形でも楽しめる4輪スケートを独自に開発したのは、ワイカト地方のファーマー、レッジ・リード氏(当時69才)です。
リード氏が2001年に家族で旅行に出かけた際、孫がクリスマスにもらったローラーブレードで遊ぼうとしたことがありました。平らな地面がないために楽しめないでいる様子を見て、彼はひらめいたということです。
自宅に戻ったリード氏は早速ガレージで試作を始めました。最初は金属板に芝刈り機用の車輪を4つ付け、上に靴をのせてボルトでとめたものでした。ここから3年がかりで「スコーピオン・マルチテレイン・スケート」が誕生したのです。
試作と改造を重ねて作られたこのローラースケートは靴に装着するタイプで、車輪がとても丈夫なのが特長です。芝生、オフロード・トラック、砂利道、砂地など、様々な路面で楽しむことができます。
2005年にニュージーランドで販売が始まり、現在ではヨーロッパ、アジア、アフリカ、中東、オーストラリア、米国など、世界の28ヶ国で市販されています。
また、この新商品にはファッション界からの引き合いもきています。ドイツで開催されたあるスポーツ博覧会では、アルマーニが関心を寄せ、共同ブランドの開発に至りました。エンポリオ・アルマーニのスケートEA7タイプは、2007年6月のミラノ・ファッションショーでキャットウォークを滑走しました。
レッジ・リード氏は2007年1月に亡くなったため、スコーピオン・スポーツは息子のギャリー・リード氏が運営を引き継いでいます。彼は父親が生きていれば、その後の発展に大喜びしただろうと語っています。
「父にとってこの発明品は生まれたての赤ん坊のような存在でした。自分が30才であったなら、とよく口にしたものです。だからこそ、私は父の遺志を形にしたいと思っています」
*100%ピュアニュージーランドより転載