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ウエリントン・フェニックスの台頭

2007年半ばまでウエリントンにはプロのサッカーチームは存在しませんでしたが、ウエリントン・フェニックス・フットボール・クラブが誕生してから、ニュージーランドのサッカー事情は一変しました。

発起人であるテリー・セレピソス氏は、サッカーとウエリントンをこよなく愛する地元の裕福な不動産開発業者です。彼はその両方をひとつに組み合わせたプロジェクトに100万ドル以上を投資し、オーストラリアのヒュンダイAリーグに参加できるチームを編成しました。

セレピソス氏はその動機について、「心の命ずるまま」に従ったと語っています。

ウエリントン市は新しいサッカーチームを大歓迎しました。「嬉しかったのは、市が大変好意的であったことです」とセレピソス氏は振り返っています。「私はサッカーの存続に貢献するとともに、市に素晴らしい観戦の機会を提供したのだと感じることができました。」

セレピソス氏は自身の資金力とビジネスセンスを発揮して、2007年3月半ばにオーストラリアサッカー協会から3年間のリーグ参戦契約をとりつけました。これにより、ニュージーランドのサッカー界はAリーグ撤退から救われたとも言われています。

セレピソス氏はコーチにリッキー・ハーバート氏を採用し、全国代表のオール・ホワイツやオーストラリア、ブラジルなどからトップクラスの選手を集めました。ウエリントン・フェニックスFCは、中心街にあり最新設備を整えたウエストパック・スタジアムを本拠地にしています。

ヒュンダイAリーグの初戦は8月26日、ウエストパック・スタジアムで行われました。当日は多数の観客が応援に駆けつけ、ニュージーランドのサッカー界にとって記念すべきデビュー戦に歓声が沸きました。

ウエリントン・フェニックスFCのファンクラブであるイエロー・フィーバーの貢献もあり、シーズン中の観客動員数は安定しています。スタジアムはチームカラーである黄色と黒で染まり、応援歌も合唱されます。ウエリントン・フェニックスにとっては願ってもない熱心なファンがすでにチームを支えているのです。

ウエリントン・フェニックスFCは、サッカーをニュージーランドの首都に根付かせる存在となりました。ヒュンダイAリーグの参加も1年目ということで、オーストラリアのチームとの対戦にはまだまだ課題がありますが、着実にファンも増え、サッカー界でも認められるチームに成長しています。

*100% Pure New Zealandより転載

配信/最終更新 :
2007年12月05日 12時18分
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