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1年3ヶ月ぶりの高値

今週の為替市場でニュージーランドドルは対ドルで 71.50¢約1年3ヶ月ぶりの高値をつけました。同時に円を含む主要通貨でも高値を更新ししています。

昨年のキャリートレードの再燃や、アメリカの*サブプライムローンに対する不安感から、金利 7.5% と先進諸国の中でも高金利のニュージーランドへ資金を逃避させる動きが顕著になっているものと思われます。


NZD高は国内に資金が集まり、経済が活性化しているという証明ですが、決して良い事ばかりではありません。あまりにも高いNZD高になってしまった現在、ニュージーランド国内の輸出業者の経営を圧迫しています。また他国からニュージーランドへやってくる旅行者にはニュージーランドでの滞在・アクティビティなどが高くなってしまうので、NZD高が続けば旅行者が減少する可能性もあります。

アメリカやイギリスなどの英語圏に比べ、低額で英語を学べるということで留学生に非常に高い人気があったニュージーランドですが、ここ数年は低価格で学べるという恩恵が薄れており、他国に目を向ける留学生も増えています。

輸出入と観光で成り立っているニュージーランドにとっては継続的な通貨高は歓迎すべきことではないのかもしれません。しかし、世界的な経済に最大の影響力を持つアメリカに対する金融不安が広がっているため、資金の逃避地としてクローズアップされているニュージーランドでは、今後さらなるNZD高があるかもしれないと市場筋は予測しています。

高すぎるニュージーランドドルにいったん落ち着きを見せるのか、それともこのまま高値を更新し続けるのか、その方向性はどうやら来月に持ち越しになりそうです。


用語説明 - サブプライムローン
アメリカにおける住宅ローンのひとつの形として定着している、所得が低い人(いわゆる低所得者)を対象とした住宅ローンのこと。サブプライムローンを手がける独立系最大手ニューセンチュリー・フィナンシャルが経営破たんの可能性ありと2007年3月初旬に報じられたことにより、米金融に対する不安が広がっている。

対円レート : 1NZD = 83.60 - 80(3月26日現在)

配信/最終更新 :
2007年03月26日 15時39分
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