Home > NZ情報 > マネー > 為替 > 市場介入は成功するか?
どうやら先週に続き RBNZ が今朝方、NZ ドル売り US ドル買いの市場介入を行った模様です。先週と違い今回は公式に為替介入を表明していませんが、おそらく間違いないでしょう。余波で日本円も一時下がりましたが、既に介入前の水準に戻っています。
この市場介入は果たして成功するでしょうか? チャート(右図)を見てみると日本時間午前6時の時点でいきなりレートに空白が生じているのが見て取れます。この時間帯に RBNZ が市場介入をしたと見えますが、その幅は非常に小さなもので現時点ではとても成果があったとは言えません。先週月曜日の時点ではおよそ 100~150pt ほどの効果がありましたが、週末にかけて NZ ドル高値を更新しています。
市場関係者も RBNZ による市場介入の効果には懐疑的な見方を示しています。RBNZ は NZ ドル高の市場に冷や水をかけ、なんとかして収束させようと努力しているのでしょうが、国家といえど市場参加者の一人。世界全体で動いている金額は、市場介入の規模と到底かけ離れた額になっているので、一市場参加者がどうこうできるレベルではないでしょう。
既に2回目にして市場介入の効果が薄れてきており、金利が先進諸国で最高レベル、日本の金利は低いまま、アメリカの経済状況も不透明と NZ ドル高に拍車のかかる材料ばかりです。今週末には対日本円で 94~95円を超えてしまうかもしれません。これ以上 NZ ドル高が進むとニュージーランドの生命線とも言える輸出業や旅行業に、一体どれ程の影響がでるのか計り知れません。
英断を下した RBNZ ですが、今後のニュージーランド経済は市場介入の成否にかかっています。
対円レート : 1NZD = 92.90-93.00(6月18日現在)