Home > NZ情報 > マネー > 最近の円安は異常とBISが報告
Bank for International Settlements (通称 BIS : 国際決済銀行)が昨日24日に発表した2006年度年次報告書の中で「最近のキャリートレードによる円安は明らかに異常」との見解をしめしました。
特に高金利のイギリスポンド、オーストラリアドル、そしてニュージーランドドルに対して円安が進んだと報告書の中に記載されています。実際のところ本日も RBNZ (ニュージーランド中央銀行)による市場介入があったような動きがありましたが、既に介入があった水準を超え、1NZD95円に達しています。市場介入が実施され、BIS 報告書が発表されてもニュージーランドドル高円安の市場に牽制とはなっていないようです。
BIS は日本経済が堅調な成長を遂げる一方で「日本からの資金流出は世界のどこかに好ましくない影響をもたらしかねない」と警鐘を鳴らしていますが、既にNZの経済には多大な影響を与えていると思われます。BIS が日本の低金利リスクに警戒感を表明するのは当然ですが、日本の低金利よりも NZ の高金利が NZ 国内に対するリスクは高いでしょう。
1998年秋にロシア財政危機とヘッジファンド破綻を機に、円がわずか2日間で対ドルで10%以上急伸したことがあります。また2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロの影響で NZ ドルが一時1NZD40円を切ることがありました。
世界的に円安傾向に警戒感が増してきて、同時多発テロのようになにかがあれば、日本円のキャリートレードの巻き返しによる円高NZドル安傾向が発生し、大規模な為替変動が発生しやすい状況になってきています。今年後半の世界情勢と為替レートには注意したほうがいいかもしれません。
対円レート : 1NZD = 95.00-95.10(6月25日現在)