カレン財務相が発表した景気対策を主眼とした総額106億ドルもの大規模な減税策を受けて為替市場ではNZドルが急伸しました。対米ドルでは0.7760米ドル付近から0.7880米ドルまで上昇。対日本円では79.80円から81円を超えるレベルまで急騰、現在は81.50円付近で推移しています。
経済成長の見通しが引き下げられ、瞬間的にNZドル売りが入る場面もありましたが、売り注文が終わると買い注文が集まる展開となり為替レートを押し上げました。減税の内容には個人所得税の段階的な引き下げの他、在外NZ企業に対する法人税免除も含まれていたことから、海外からの資金還流も期待できるとされています。また減税規模が市場の予想より大きかったため1日で1円以上上昇する円安ドル高相場になりました。
また減税が実施されるとインフレ圧力の再上昇が容易に予測されます。RBNZによるOCRの利下げがさらに遠のいたと見ることもでき、今後も対円での為替レートは上昇傾向にあるのではないでしょうか。