Home > NZドルが異常に高ければ介入も
本日テレビでニュージーランド準備銀行( Reserve Bank of New Zealand )のボラード総裁がニュージーランドドルが高値で推移していることに触れ
「あまりにもNZドルのレートが高ければ、市場介入をする必要があると思う」 と発言しました。これに反応して、少しNZドルが落ちましたが依然として1ドルあたり80円前後で取引が行われています。
ニュージーランドは世界的に見て平和なオセアニア地域に位置し、戦争や紛争、その他の不安材料が少ないことから、ここ数年世界中から資金が集中しNZドルが高騰しています。合わせて預金利息が高いことや不動産価格の高騰など、投資資金が急激に増加していることもドル高を維持する原因になっています。
NZドル高で世界中から投資資金が流れ込むことはニュージーランドにとっていいことのように思えますが、ニュージーランドは資源を世界中から輸入し、自国製品(農産物など)を輸出することで成り立っている貿易国です。ここ数年、かなり高値水準のNZドル高のため貿易赤字が増大し、危険な状況になってきているのです。
日本と同じように、貿易で成り立っている国ならではの問題と言えるでしょう。今回のボラード総裁の発言はこれを受けてのものだと思います。
為替レートの高騰は人事ではなく、日本からニュージーランドへ旅行や留学する方には身近な問題です。2000年にアメリカで9.11(ナインワンワン)が起こった直後は、テロに対する危機感で海外旅行者が大幅に減少しました。そのため為替レートが急落し、一時は1ドルあたり40円前後まで落ち込みました。
以後順調に回復を続け、ここ数年は為替レートが高くなるばかりで、旅行者・留学生にとっては非常に辛いところです。ニュージーランド準備銀行が市場介入してどれほどの効果があるかは定かではありませんが、なんでもいいから少しNZドルを抑えて欲しいところですね。